オフシーズンのイシククル湖ツアー探しは大変
前日に突然ツアーがキャンセルになってしまったお陰で、本当に良いツアーに巡り合えたキルギス。
ツアーキャンセルのストーリーはこちらから☆
プライベートツアーだったので少々値段が高く、予約するのにもとても悩んだんだけど、結果、行って最高に良かったツアーでした。
キルギスはマルシュートカで移動が出来るので、イシククル湖までも自力で行けます。
バケーションシーズンは例えばイシククル湖の代表的な街でもあるチョルポンアタからツアーがありますが、オフシーズンだったので、イシククル湖についてからのツアーはゼロ。
イシククル湖は湖散策だけでなく、トレッキングや温泉など見所たくさん。
それなのに何もせずにイシククル湖だけ見るのは、やっぱり勿体ない気がして、ツアーを探しまくっていたんです。
オフシーズンだった事もあり、ツアーを開催している旅行会社も少なかった。
あっても日本人向けのツアーはとんでもない値段(10万円前後)だったりして、オフシーズンのイシククル湖ツアーを探すのはとても大変でした。
オフシーズンのイシククル湖観光は、プライベートツアーがお勧め!
イシククル湖のベストシーズンは5月下旬から9月初旬と書かれているサイトも多いけど、実際は7月から8月末の2か月。
それ前後でも旅行をするには快適な天候に恵まれる日も多いけれど、ツアーに参加するとなるとまた別の話。
グループ旅行の場合は簡単にツアーに参加できる可能性が高いです。
一人やカップルの場合は、人が集まらずツアーSilk Road る可能性が高い。
私みたいに前日の夕方に突然ツアーキャンセル、なんて人が今後出ないでほしいから、オフシーズンにキルギスに行く方はプライベートツアーを候補の一つにしてください。ちなみに私が予約したツアー会社はSilk Road Manas Travelです。
ツアー会社:Silk Road Manas Travel(Trip Advisor)
ホテルピックアップでツアースタート
8時30分だったかな?
ホテルフロント前にピックアップが来ました。
ドライバーさんと20代とみられるツアーガイドの女の子の2人。
明るい女の子で、旅が楽しくなりそうです。(後で写真あり)
ビシュケクからイシククル湖まで
ホテルのあるビシュケクからイシククル湖までは約264km
時間でいうと4時間弱かかります。
最終目的地はチョルポンアタにある温泉地。
間に、プチトレッキング、美術館も入るので、結構時間がかかりました。
でも道中の景色も素晴らしくて素敵だったので、あっという間の旅でした!
道中の景色が楽しすぎる!
車窓から眺める街並みがとても楽しい。
ヨーロッパ調の街並みは旧ソ国だったからなのか、経済事情の割には街並みがとても綺麗な国でした。
旅の始まりに、ずっと気になっていたモスクの近くを通ったので立ち寄ってもらいました。
プライベートツアーの良いところは好きな所を周ってくれること!
自分だけのツアーなので、気兼ねなくリクエスト出来るのもとても良いです。
ビシュケクセントラルモスクは、2012年に建築開始。2018年完成。
中央アジアの中でも最大規模を誇るモスクになっています。3万人収容可能なとても大きなモスク。
中には入れなかったけど、立派なモスクでした。
トルコのモスクに似ています。
イシククル湖までの道のりはとても楽しく、路上マーケットのような場所もありました。
ローカルの方が多く買い物に来ていて、とても気になったけれど、ここは寄らず。
野菜やフルーツ、乾物が多かったかな。
雨上がりだから道路がぐちゃぐちゃですね。まだまだ整備されていないキルギスは味があって良い感じです。
しばらく行くと、見えてきました!天山山脈。
カザフスタン、キルギスから中国まで伸びる全長2,500km。
平均標高3,500km~5,000kmから連なる山脈にはなんと7,000m級の山々も。
最高峰はポベーダ山(7,439 m)(中国とキルギスの国境)
2番目に高いのはハン・テングリ(7,010 m)(カザフスタンとキルギスの国境)ととんでもない高さの山々なんです。
道中ずっとこの山々が見えて、その美しさにずっと感動しっぱなしでした。
実際は写真よりももっともっとダイナミックな山々です!
キルギスはとにかく日差しが強い。中央アジア全般に言えることだけど、標高が高いからなんでしょうか。
太陽がとても近い。
9月後半でこの調子なので、夏場はかなりの強さになりそう。
サマーシーズンのキルギスもかなり気になりますが、紫外線的にはかなり恐ろしいことになりそうです。。
前日の雨のおかげで、山々に雪がかぶったそう。
数日前までは積雪していなかったようで、この景色を見られたのは本当にラッキーでした。
ぶれてしまったけど、大きなスイカやメロンが並んでいます。
玉ねぎの量も半端なくて、アジア諸国あるあるで見ていて楽しい。
でも隣同士で同じものを売っていたら、売り上げになるのかな?なんてちょっと心配に。
イスラム教信者が多いので、大家族が多く消費する食べ物も多いのかな?とにかくすごい量です。
積雪の多い所、少ないところで陰影がありそれもまた美しい。
天山山脈は行くまで知らなったんですが、思い返すと、飛行機から見えた中央アジア付近の山々がこれだったのかな、と思いました。
ヨーロッパ方面に渡航するときにとてつもない山々が見えるエリアがあるんです。
晴天のことが多く、かなりはっきり見える。いつも、綺麗だなぁ~♪と思ってみていたんですが、この山だったのかもと思うと感動します。
街の中にあるモスクは、こじんまりとしながらも玉ねぎドームを付けた、かわいいモスクが多かったです。
キリスト教の教会と同じく、イスラム教では少なくても街や村に一つはモスクがあります。
キルギスの民家です。
可愛らしいカラーで目を引きます。
どことなく日本家屋に似てるように見えるのは屋根があるからかな。
屋根に穴が開いているのは通気口だそう。換気扇の役割をしているんですって。
キルギスにもハイテクトイレがありました!
トイレ休憩に寄ったこちらのショップ。
日本でいうSAにあたると思うんだけど、ここのトイレがとても綺麗で驚きました。
キルギスでは水洗トイレの遭遇率が、肌感で半々くらい。
日本のような綺麗なトイレは、このSAとホテルぐらいでした。
山間部はもちろん、町のレストランでも穴だけのトイレがまだまだ沢山あります。
穴の周りは陶器になっているいわゆる、ぼっとん便所、が多数。でも中には、板に穴が開いているだけのトイレもありました。
キルギスとタジキスタンはまだまだこの辺りが発展途上。
このトイレはツアーの最小のほうに寄ったので、その時はそこまで衝撃は受けなかったんだけど、後から振り返るとキルギス内で1番綺麗なトイレだったかも。トイレに入る際は、自動改札があるし、全てがオートマティックでした。
でもなんで街の外れにこんな最新のトイレがあったのかは不明。
小さなショップもあり、キルギスのチョコレートも買えます。
ホットフードもあって美味しそうでした!
キルギスの商店では割と、ほこりのかぶった商品があったり(それも旅の醍醐味なんだけどね)、いつのだろう?なんて商品が売られているところも。スーパーと同じレベルの綺麗な商品が売っているこのSAは、ツアーガイドさんもお気に入りのようでした。
キルギスの広告は意外な方法で!
途中の景色がとても面白く、イシククル湖までの道のりも全然飽きません。
距離があるけど、もともとドライブ好きなので道中が楽しくて仕方ない。
身体は割と疲れていたんだけど、寝る間も惜しんで窓の外を眺めていました。
キルギスの広告!
看板で広告なんてしません。もっともっと効果的な広告がこちらです。
斬新ですよね。このエリアは、土の山に白文字で広告が並んでいました。
日本の広告はないの?って聞いたら、「TOYOTA!!」って言われてみてみたら、ありました!トヨタ!!
トヨタ・ビシュケクです。
中央アジアの地で日本の企業を見れるって、とても嬉しいものなんです。
しかも外国企業ばかりの中に「トヨタ」のマーク。嬉しかったなぁー。
不思議なモニュメントもありました。
何かは分からないけど、1916って書いてありますね。
1916年の中央アジア反乱の英雄かな?
美しい景色が続く道
山間部に入ると、つるつるに見える山肌の山々に囲まれました。
まるで熊本の阿蘇に舞い込んだようなつるつるのまったり山肌です。
荒々しい光景が訪れたかと思うと、こんな優しい山肌が目の前に現れたりと、本当に飽きない道のりでした。
そうかと思えば、ごつごつした山肌が出てきたり。
温泉があるので、火山の影響なのでしょうか?
びっくりするぐらい、場所によって地表が異なります。
タジキスタンやカザフスタンも自然の宝庫で、様々な地形や景色が見られます。
この辺りは自然が好きな人にとっては本当に楽しい旅先だと思います。
山々が重なっていてとても綺麗です。
キルギスは山の国と言われているのがよく分かります。
途中、ユルトが並ぶ可愛らしいマーケットもありました。
ユルトは中央アジアのトルコ系諸民族が使う家。もともとは遊牧民の住居でしたが、最近はセカンドハウスとして使ったり、ホテルやショップとして使われています。
中はとても広く、夏は涼しく冬は暖かいんです。
モンゴルのゲルと同じです。見た目も可愛いですよね♪
ヤギがいたり、雪山が見え隠れしたり、本当に飽きない景色を見ながら、ようやく最初の目的地に到着です。
イシククル湖周辺で有名なトレッキングか所と言えば、「アルティンアラシャン」や「スカスカキャニオン」があります。
ガイドさんは、「そこより絶対きれいだから!こっちのほうが良いから!」と言ってたけど、どうなんだろう?
ちなみにスカスカキャニオンは、キルギスのグランドキャニオンと呼ばれている場所。
きっとスカスカキャニオンの方がスケールが違いそうですが、今回行った場所もとても良かったです。
次の記事で、トレッキングの様子からイシククル湖までをアップします!