海外旅行保険の加入は本当に必要?
海外旅行に行く!!
ワクワクしますね。旅行を決める前はフライト決めたり、ホテルを決めたりと決めることが多くて少し大変ですが、旅行が決定してからも決めることがたくさん。
ガイドブックを見ながら観光プランを決めたり、持ち物を考えたり、レストランやショッピングプランも立てますね。
旅行用のお洋服を買ってみたり、お土産は何を買おうなんて考えたり。渡航前の準備って案外色々あるものです。
楽しい準備期間ですが、「海外旅行保険」準備もきちんとしていますか?
はい、私もそう思っていました。
実際、短期間の旅行であれば保険に加入しないで渡航することも多く、旅行保険なんて要らないでしょー。健康だし、気を付けていれば事故も大丈夫。カード付帯の保険で十分でしょー。と思っていました。
でも2019年以降、その状況は一変しました。
海外旅行保険は必ず必要です。旅行期間の長い短いにかかわらず、加入することを推奨します。
海外保険が必要になった、と言っても義務化されたわけではありません。
今現在も、海外旅行保険に加入しないで渡航することはもちろん可能ですし、保険に入っていなくても日本に帰国できます。
海外旅行保険への加入が必要な理由
そう、皆さんもご存じのあの伝染病。
COVID-19(コロナ)の流行により、旅行先の現地で強制入院させられる、という可能性が出てきたのです。
今でこそだいぶ緩くなった各国のコロナ対策ですが、当初は現地での罹患によって強制入院させられたり、現地での療養を余儀なくされる事態が多数発生しました。
今現在でも罹患することで療養を余儀なくされ、帰国できないケースもまだあります。
現地療養で問題になってくるのは、ざっと5つほど。
1.帰国できない
2.現地での医療費
3.療養中の滞在費
4.療養中の生活費
5.帰国便の費用
2.現地医療費ですが、海外での医療費は日本と比べて非常に高くて有名です。
例えば米国でのコロナ治療による入院費用はやう820万円というデータがあります。
通常の病気であれば、よほどのことがない限り入院するまでに至らないでしょう。
それに体調が悪くても申告する必要はなく、帰国日になれば日本に帰る事が出来ます。
けれどコロナの場合は申告義務がある国も多く、また渡航国によっては無作為にPCR検査を行うところもあります。
つまり陽性が発覚した場合、高額すぎる医療費、そして治療費や滞在費の支払いが必須になってしまったのが今までとの大きな違いになります。
そのため治療等の医療費をカバーしてくれる海外旅行保険には必ず加入した方が安心です。
保険の補償対象には、コロナ罹患時の宿泊施設、ホテル代、帰りの飛行機代も治療費用で補償されるものもありますので、安心して旅行に行けますね。
そして、コロナをきっかけに、今後このような伝染病が流行った場合には同様の体制が取られる可能性が高いでしょう。
そのため、今後いつ新しい伝染病が流行っても不安や心配なく旅行を楽しめるように、海外旅行保険には必ず入るようにしましょう。
海外旅行保険の選び方 クレジットカード付帯と損害保険会社の保険、どちらが良いの?
結論から言うと、クレジットカード付帯の海外旅行保険でも、もちろんOKです。
損害保険会社の保険であれば、有料の分、補償内容が厚くなります。
滞在期間や渡航する国によっては、補償金額や補償内容を手厚くするために損害保険会社の保険の方が良い場合もあるでしょう。
私はスリや盗難が多い国や、衛生面が気になる国に旅行する際は、有料の保険にも入っていきます。備えあれば患いなしです。
クレジットカード付帯の海外旅行保険を選ぶ際は、注意点がいくつかあるので、ご自分の付帯保険内容をチェックして下さい。
下記がクリアされていればクレカ付帯の保険で大丈夫です。
1.自動付帯なのか利用付帯なのかをチェックし、利用付帯なら利用条件をチェックする
2.補償金額をチェックし、金額が十分かを確認
3.トラブル時のサポート対応が簡単がどうかと、サポート時間をチェック
4.コロナ対応の有無をチェック
5.家族・同伴者の適用条件をチェック
この中でも一番大事なのが、「自動付帯なのか利用付帯なのかをチェック」「補償金額のチェク」「コロナ対応の有無」です。
利用付帯と自動付帯については、下記を参考にしてください。
利用付帯
利用付帯では、クレジットカードを使用した場合に保険が適用されます。
使用用途が決められていて、旅費での清算に使用するのが条件です。
航空券やツアー代、家から空港までを公共交通機関を使った移動費などの旅費をクレジットカードで支払う必要があります。
移動手段としては飛行機、電車、船舶、バス、リムジンバス、タクシーなどがあげられますが、公共交通機関である、電車やバスは乗車運賃の支払いでクレジットカードは受け付けていないので注意が必要です。
また、飛行機でのアップグレードや燃油サーチャージ支払いにクレジットカードを使用するのもOK。
海外での使用も利用付帯の対象になりますが、支払日からの保険適用となるため、保険適用期間が短縮されてしまいます。
そのため出国前にクレジットカードでの決済を完了させた方が良いでしょう。
自動付帯
自動付帯であれば、クレジットカードを持っているだけで海外旅行保険が適用されます。
自動付帯の海外旅行保険なら、わざわざ申し込みをする必要もなく、保険料の支払いもありません。
そして事前に保険会社に旅行の予定を連絡する必要もありません。
万が一、事故や病気にかかった時だけ、保険会社に連絡をすればOK。
最近の自動付帯海外旅行保険でも、コロナ補償があるものが多いため、補償内容に問題がなければ自動付帯海外旅行保険が一番楽です。
海外旅行保険 自動付帯のお勧めクレジットカード
ここでは海外旅行保険、自動付帯のクレジットカードをご紹介。
普段使用しているクレジットカードが利用付帯なら、旅費をカード決済して保険適用させればOK。
ただ使用しているクレジットカードによっては補償内容が薄いものもあるため、保険で自動付帯のクレジットカードも保有することをお勧めします。
海外保険だけでなく、他にもメリットがあるし、国によっては機械トラブルでクレジットカードが使えない場合もあるので、複数ブランドのカードを持つようにしましょう。
エポスカード
丸井のエポスカードは、旅行に行く際に必ず持っていた方が良いクレジットカードです。
年会費無料で海外旅行保険が付いてくるのは、かなり良いです。
そして海外でのキャッシング明細が、即座に届く!これが地味に良くて、私は海外でのキャッシングはエポス1本で使っています。
エポスカードJCBのプラチナになると、プライオリティパスも無料でついてくるので、一気にプラチナまで上げてラウンジユーザーになるのもお勧めです!
dカードGOLD
ドコモユーザーにお得で人気のdカードGOLDも自動付帯で海外旅行保険が付いてきます。
MUFGプラチナカカード
プライオリティパスと言えば、楽天プレミアムカードが年会費最安値でプライオリティパスが持てる!と人気でした。
しかし2023年に改悪され、プライオリティパスは付帯するものの、年間利用数に制限がかかるようになりました。
その点、MUFGプラチナカードは利用制限なく、プライオリティパス特典を使えます。
世界中のラウンジで寛ぎながら海外旅行に行けるのは、心に余裕が出来て旅を一層楽しいものにしてくれます。
まとめ
普段使用しているクレジットカードに手厚い海外保険サービスが付いている場合は、そのカードを使うのがベストチョイスだと思います。
ただあまり手厚い補償内容ではない場合、旅行までに時間がない場合は、自動付帯のクレジットカードがあれば安心です。
クレジットカードの枚数を増やすことに抵抗がある方も多いかもしれません。
けれど海外旅行ではいろいろなアクシデントがつきもので、持っていたカードが使えない!なんてことも起こります。
なのでカードは少なくても2~3枚は持っていた方が安全です。
その中で1枚くらい、自動付帯のクレジットカードがあると重宝すると思います。
(私は用途に合わせてクレジットカードを作っているので、旅行の時はVISA, master, JCB, AMEXと複数ブランドで計5枚くらい持っていきます)
安心して海外旅行を楽しむためにも、海外旅行保険は必須。
手厚い補償のために有料の海外旅行保険に入るのも良いですが、年会費無料のカードを選べば、保険費用を節約できます。
色々な選択肢がありますが、自分にあった最適な保険選びをしたいものです。
おまけ プライオリティパスが付いてくる楽天プレミアムカード
余談ですが、プライオリティパスが付いてくるクレジットカードで一番年会費が安いのは楽天プレミアムカードです。
残念ながら2023年に改悪され、プライオリティパス使用回数に制限がかかりましたが、それでもまだお得なカードだと思います。
楽天プレミアムカードも、年に1回ですがスーツケース宅配サービスが無料で使えます。