マレーシア旅行2日目は、ピンクモスクとアイアンモスクに行ってきました!
どちらもプトラジャヤ地区にあるモスクで、ピンクモスクはあまりも有名で人気のスポットです。
アイアンモスクはピンクモスクのすぐ近くにあるのに、なぜか観光名所としてあまり人気のないモスク。鉄が全体の70%も使われいてるモスクで、現代的なその姿がとてもクールでした。素敵なアイアンモスクもピンクモスクと一緒にご紹介します。
今回のピンクモスクは2023年に来訪したものです。
KLIAエクスプレスでプトラジャヤ・ピンクモスクへ
ピンクモスクへのアクセス
アクセス方法は3通りあります
1.電車+バス(or Grab)
2.クアラルンプール市街地または、空港から直接Grab
3.ツアーに参加する
タクシー代が安いマレーシアなので、Grabで行くのもお勧めですが、ローカルな雰囲気を楽しむにはやはり電車やバスに乗っての移動が楽しい。依然来た時の記憶をもとに、今回も電車とバスでピンクモスクへ向かいました。
シャー・アラムで最も有名なブルーモスク クアラルンプールにある2大モスクのうちの一つ、ブルーモスク。 正式名称はMasjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah(スルタ … 続きを見る
【海外旅行】神秘的な青が美しいマレーシア最大のブルーモスク アクセス方法やツアーについて
今回プトラジャヤ・サイバージャヤ駅までKLセントラルからKLIAエクスプレスで行き、そこからバスで向かいます。
お昼の12:30くらいに駅に着きましたが、待てど暮らせどバスが来ない。。。
このバス停で30分位待ちましたが、結局バスは来ませんでした。
時刻表が変わったのか、休日だったのか分からないままでしたが、それ以上待つのも時間がもったいないのでGrabでピンクモスクへ向かいました。
バス停にはインフォメーションセンターがありましたが、誰もいませんでした。
海外に行くと良くある光景ですが、ホスピタリティ溢れる日本のサービスに慣れていると、「はーーーーーっ?!」となる事も多々あります。けれど海外では割とルーズな国も多く、カウンターに人がいない、なんてことは日常茶飯事な国も。日本はその点、本当にしっかりしていて、日本列島の隅々まで教育が行きわたっています。日本のような隅々にまでお客様上位のホスピタリティが行きわたっている国は世界に誇れることで、当たり前、ではないんですよね。
Grabを呼ぶと、5分弱でバス停に迎えに来てくれまして、無事にピンクモスクに到着です。
Grabやバスでピンクモスクに向かう道中は、首相官邸を初めとした各省庁の素晴らしい建物が見れるので楽しいですよ♪
Grabで10分前後でしょうか。順調に進み、ピンクモスクに到着です。
プトラジャヤ・サイバージャヤ駅からピンクモスクへのGrabは、12RM(360円)でした。安い!
いよいよツアーも本格化してきました♪マレーシアツアーもあるのでチェックしましょう。
ピンクモスク到着!
お勧めフォトスポット 「PUTRAJAYA」のモニュメント
ピンクモスクのエントランスです。この前にカープールがあり、タクシーや大型バスの乗降地にもなっています。
ちなみにピンクモスク前の円形広場プトラ・スクエア(Putra Square)には、マレーシア国旗おそれを囲むように各州、連邦直轄地の旗が掲げられています。
そこに「PUTRAJAYA」のモニュメントがあり、フォトスポットです!
参観時間
Masjid Putra公式サイト((masjidputra.gov.my))のGuideline Tourism & Visitsの8ページ(GARIS_PANDUAN_PELANCONGAN_LAWATAN_MASJID_PUTRA_pdf.pdf (masjidputra.gov.my))によると、時間が細かく指定されていて、お祈りの時間は見学NGとなっていますが、実際、参拝NGに当てはまる時間帯に足を運びましたが問題なく見学出来ました。
土~木 | 9:00~12:30、14:00~16:00、17:30~18:00 |
金 | 9:00~10:30、15:00~16:00、17:30~18:00 |
見学料:無料 |
お祈りしている最中の見学もOKになったのかもしれません。
服装
ピンクモスクに着いたら、まず女性はグローブをレンタルします。男性もひざ下が見える洋服の方はローブを借りましょう。
イスラム教では、女性は髪の毛や肌を露呈するのは禁じられています。女性の魅力的な部分を見せることで、多くの男性が混乱を起こしてしまうからです。
グローブは入り口入って右側にカウンターがあります。
特に何か言わなくても、カウンターの方と目が合うだけでローブを貸し出ししてくれます笑
立派なピンクモスクに撮影したい気持ちが逸りますがここは我慢。ローブを借りたら、ここですぐに羽織りましょう。入り口のある敷地内で必ず着用すること。
マレーシアはとても暑いので、ローブを着ると分厚い生地で密封され更に暑くなります。
また日差しもとても強いので、サングラスや日傘、場合によっては帽子も忘れずに、しっかり日よけ対策をしましょう。
そして水分補給も忘れずに。エントランスで冷たい水を売っていますので、持参しなかった方はそちらで買いましょう。値段は2RMだったかな。
運が良ければ可愛い猫ちゃんにも出会えます。
現地のツアーならkkdayがお勧め♪
ローカルプライスですが良いツアーがたくさんあります。
ちなみに今回の旅行は、eSIMを買いました。
フォトスポット2 ピンクモスク前広場
ローブを借りたらいよいよ中に入ります。エントランスとモスクの間に広間があります。ここ、フォトスポットです。
何を撮っても映えますので、思い思いに撮影を楽しんでください♪
こちらがエントランスです。
モスク内は神聖な場所なので靴を脱いで上がります。靴はそのまま置いておいてOKです。自分が置いた場所だけ覚えておきましょう。
正面入り口も透かしが窓ガラスに反映されてとても美しいので必見です。
教会もそうですが、モスクもその建物の素晴らしさだけでなく、細部にまで細かい細工が施されています。
光の差し込み方や角度を変えた見方など、様々な角度から見える景色が異なり、またそのそれぞれが大変美しいので見飽きることがありません。
フォトスポット3 エントランス
時間によっては観光客が押し寄せますが、人のいないタイミングを見計らって撮影しましょう。
それぞれの滞在時間はそこまで長くないので、素晴らしいセルフィー写真がたくさん撮れますよ♪
モスク内は観光客ゾーンが決められています。
広くないエリアですが、十分モスク内を見渡せるので安心してください。
日本語で書かれたイスラムガイドもありますので、是非この機会に手にとってみてはいかがでしょうか。
フォトスポット4 ピンクモスク内
モスク内は撮影自由。
全てがピンクに彩られたモスク内はすべてがフォトジェニック。皆さん思い思いの格好でモスクを楽しんでいました。
私は2度目の訪問でしたが、今回もとても新鮮な気持ちで楽しめました。ここは何度来ても、その美しさに感動します。
フォトスポット5 ピンクモスク内ドーム
天井のドームは特に美しいので、見忘れないようにしてくださいね。
他にもシャンデリアなども大変美しく、是非隅々まで見学してください。
ピンクモスクは1999年に完成したモスクで、2年かけて建設されました。
総工費は何と約63億円!バラ色の花崗岩を使って建てられていて、1万5千人が収容できるモスクです。
今回はたまたま礼拝時間に到着したのですが、礼拝中にも関わらずモスクに入ることが出来ました。
礼拝中のモスクに入るのは大変貴重な経験で、厳かな雰囲気のなか一糸乱れることなく整列して行われる礼拝に神聖なものを感じました。
礼拝は男女別にされるため、モスク最前列に女性の姿はありません。
女性は別室で礼拝します。そしてその礼拝場所は壁に囲われていて外からは見えないようになっています。
壁に囲われているのは追いやられている訳ではなく、立ったり座ったり、お辞儀をしたりと動作が多いイスラム礼拝中に異性の目を気にせず礼拝に集中するためです。確かに、、座って床に手をついている姿、おしりを突き出した姿なんて、、誰にも見られたくないですもんね!
イスラム教は一部の過激派や誇大解釈された厳戒なイメージが強く誤解されがちな宗教ですが、本来は人に優しく、貧しい人には手を差し伸べる心を持つよう記したコーランを経典とした宗教なのです。
フォトスポット6 ピンクモスク内カーペット
ピンモスクはカーペットまでピンク♪
多くの方が撮られているこの足とカーペットの写真に憧れて、私も撮ってきました♪
ピンクモスクの次は、ここからGrabでアイアンモスクに向かいます。
アイアンモスクは通称で、正式名称は「チュアンク・ミザン・ザイナル・アピディイン・モスク(Masjid Tuanku Mizan Zainal Abidin)」です
アイアン(シルバー)モスク(チュアンク・ミザン・ザイナル・アピディイン・モスク(Masjid Tuanku Mizan Zainal Abidin))
ピンクモスク からGrabで約10分の所にあるアイアンモスク。シルバーモスクとも言われるモスクにも行ってきました。
地球の歩き方にも載っていますが、ピンクモスク やブルーモスクほどSNSで見かけずのモスクです。
実際足を運びましたが、観光客、少なかったです。でもとても見応えあるモスクで、なんで人気ではないのか不思議なくらい素敵な場所でした。
アイアン(シルバー)モスクへのアクセス
アイアンモスクへのアクセスはピンクモスク と同じく3通り。
1.電車+バス(or Grab)
2.クアラルンプール市街地または、空港から直接Grab
3.ツアーに参加する
アイアンモスクが少し駅寄りになります。順番はどちらでも良いと思います。クルーズツアーに参加するのであればピンクモスクを先にした方がプランを建てやすいと思います。
Grabの画面では11分で表示されていますが、これより早く着きました。
ピンクモスクとアイアンモスクの距離感は地図の通り。
橋を渡るときに、水辺に浮かぶピンクモスクが見れるので右側に座ると撮影できます。
参観時間
WEB SITE: http://www.masjidtuankumizan.gov.my/v3/(マレー語)
土~木 | 10:00~12:30、14:00~16:00、17:00~18:00 |
金 | 15:00~16:00、17:00~18:00 |
参拝料:無料 |
アイアンモスクの入り口です。このモスクの入り口は「キブラット・ウォーク」と呼ばれ、13,639㎡の広さを有するスカイウォークに接続しています。
このエリアで働く公務員の方々が、道路を通ることなくモスクに来られるよう設計されたもので、モスクには珍しく2階に立地しています。
Grabで来る場合は、カープールのある1階から入りエスカレーターで上に上がります。
アイアンモスクの広さはピンクモスクの約2倍!とても大きなモスクなんですよ。
2004年4月に着工し、完成したのは2009年8月。実に5年もの年月をかけて作られました。
2010年に13代マレーシア国王のミザン・ザイナル・アビディンによって正式に公開されたそうです。モスクの名前にもなっていますね。
フォトスポット1 I ♥ MTMZA
入り口を入ると、目の前に「I ♥ MTMZA」があります。
モスクにI ♥ MTMZAって新鮮です!いかにこのアイアンモスクが現代的で今時なのかが分かります。
奥にはピンクモスクも見えますね。
2階に位置しているので景色が良いのも特徴です。
アイアンモスクは全体の70%が鉄でできています。ドイツや中国から輸入した「人口ワイヤーメッシュ」が使われていて、そのデザインも中国の建物にインスパイヤされたとか。
スチールのシルバーが交差して、まるで美術館のような姿でメタリック感がとってもかっこ良かった!
入り口からモスクまでの間には小さいながらも美しいガーデンがあり、アルハンブラの古城の風景になぞらえた作りなんだとか。
ドイツ、中国、スペイン、アラビア文字と様々な文化を取り入れたモスクは大変珍しく、比較的緩やかなイスラム教のマレーシアならではのモスクだなぁと思いました。
服装
アイアンモスクでは濃い紫のローブを無料で貸し出ししてくれます。
観光客が少ないせいか、ローブ専用カウンターにスタッフはいませんでした。
カウンター反対側にガードマンが常駐していて、その方からローブをもらいます。門を入ってから中庭に行くまでの通路にガードマンがいますので、声をかけてみて下さい。
モスクに中にいる人たちはみんな親切なので、靴を脱ぐ場所や、ローブを借りる場所も教えてくれますよ。
フォトスポット2 アイアンモスクの中
※スマホでの撮影はOKですが、一眼レフなどのカメラの出の撮影は禁止されています
スチールが張り巡らされたアイアンモスクは近未来的でクールな印象でした。
床がコンクリートなので、スチールが反射してその美しさに磨きがかかります。
ステンドグラスも現代的でかっこいいですよね。イスラムらしい装飾や文様は少なくて、モスクだという事をつい忘れてしまいます。
フォトスポット3 メタリックカラーのドーム
今回は無料のガイドさんについてもらって、イスラム教やこの鉄モスクについていろいろと教えてもらいました。
女性のムスリムの方で、敬虔な方なのでしょう、熱い思いを大変楽しそうに語ってくれました。私は無宗教で、どの宗教も表面的な知識しかないため頷くぐらいしか出来なかったけど、彼女がとても幸せそうに語っているのを見て、なんだか私まで嬉しくなってしまいました。
彼女にとっては自慢のモスクなんでしょうね。
彼女に「2階を見たい」とお願いして、2階も連れて行ってもらいました。
2階の正面左手は女性専用の礼拝室とのことで、見学NGでしたが、右側は男性用とのことで見せてもらいました。
1階とはまた雰囲気が違い、更に芸術的な空間が広がっていました。
天井にスチールでできたイスラミックな形をした装飾があり、柱は真っ白でところどころスチールで固定されています。
いや、ほんとね、とても美しかったです。
この日は晴れていたのもあって、モスク内がとても明るくて、メタリックシルバーとコンクリートの白のコントラストがひと際美しかったです。
白いタイルに青い椅子を持ってくるところもセンスの良さを感じます。
アイアンモスクは地域冷房システムを導入しているモスクです。
モスクの周りにプールが巡らされていて、モスクを駆け抜ける風を利用しプールの水から冷風を送り込んでいます。循環式のプールなので、水が下に落ちることはないそうです。
天然のサーキュレーターシステムですね!
モスク内にも空調システムや備え付けの扇風機があり、他のモスクとは一線を画したシステムを導入。
強風や台風の日対策で、プールの水が氾濫しても良いように、モスク内はカーペットではなくコンクリートの床になっているそうです。
見学に訪れたその時も、プールが綺麗に清掃されていました。水がとても綺麗なのは、こうした日々のケアがあったからなんですね。
ムスリムの方々がこのモスクでいかに快適に過ごせるかを考えて作られていて、とても愛深きモスクだなぁと思いました。
そういった意味でもかなり現代的なモスクです。今までいろいろな国、例えばイラン、トルコ、モロッコ、ドバイなどでモスクを見てきましたが、断トツ近代的でした。
そしてもう一つの特徴として、鉄モスクにはミナレットが無いんです。
ミナレットはその地域にいる方たちにアザーンを流し、礼拝の時間を知らせるものですが、鉄モスク内ではスピーカーで対応しているそうです。
確かに今ではスマホもあるし、礼拝時間を知らせるアプリもあるからミナレットは必ずしも必要ではないのかもしれませんね。
それでもイスラム教、モスクの象徴的なミナレットを無くすなんて、かなり画期的なモスクだなと感心しました。
フォトスポット4 モダンなエントランス
近代的なアイアンモスク、いかがでしたか?
2階にあるモスクは他にはなかなかないので大変珍しいですし、鉄でできたモスクもスタイリッシュで近未来的でとにかくかっこいい。
一般的なモスクとは懸け離れたクールなその姿を見られて、とても良かったです。
スチールで冷たい雰囲気がありそうなものの、周りには美しい緑がメタリックスチールの冷たさを緩和するかのように置かれていて、どこかの美術館に迷い込んだかのような風景でした。
あまり知られていないのか観光客の少ないアイアンモスクですが、ピンクモスクと一緒に是非訪れてほしい場所です。
Grabでたったの400円弱、時間にして10分弱であっという間に到着します。
ピンクモスクだけで帰るのは勿体ない!
フォトジェニックな景色がたくさん広がっているので、是非素敵な写真をここ、アイアンモスクでも撮ってみて下さい♪
アイアンモスクからGrabでPutrajaya Cyberjayaへ
存分にプトラジャヤを楽しんで、16:47にGrabでPutrajaya & Cyberjayaまで行き、KLIAエクスプレスでKLセントラルまで戻りました♪
2日目は昼前からのスロースタートだったけど、2つモスク見れたし大満足プランでした。
KLセントラルに戻ってからは、お次はペトロナス・ツインタワーと新スポットサロマ・リンク・ブリッジへ!