第3回川口花火大会　寒空に咲き乱れる大輪の花。美しさと艶やかさに酔いいしれる１時間

川口市政施行９０周年記念　人と街を笑顔でつなぐ　第３回川口花火大会

今年は川口市の市政９０周年。１年通してたくさんの記念式典やイベントが開催されています。

川口市は埼玉県でありながら、荒川を挟んですぐ隣が東京都。

東京都に隣接する地理的好条件も魅力の一つで、今では人口６０万人を超え、住みやすい街ランキング調査では連続１位を獲得する人気のエリア。

そんな川口市が開催する花火大会は、今回で第３回目を迎えました。

古のイベントを再起したなんて、とても素敵なストーリーのある花火大会。

川口市の方々の熱い想いが込められた花火大会だというのは実は、会場についてから知りまして。。。

事前情報があまりなく参戦したのですが、駅から会場までの道のりにいらっしゃる、多くの親切でフレンドリーな警備員の方々や、会場付近のボランティアスタッフの方々、設営や警備にあたっている方々も皆さん温かくて優しくて、とてもアットホームな雰囲気のある花火大会だなぁ～と感じてはいました。

開会式での市長のご挨拶でも、「これからこの川口花火大会を多くの方にご来場いただける、大きな観光イベントとして育てていきたい」というような内容の事を仰っていて、川口市の皆さんがとても大切にしている花火大会だというのが伝わりました。

Let’s move!　～川口を花火と笑顔で彩ろう～

今回のテーマは、Let’s move!　～川口を花火と笑顔で彩ろう～

川口花火大会はまだ３回目ということもあり、かなり穴場な花火大会です。

そこまで来場者も多くなく、有料席は割とのんびり見ることができますし、真ん前で花火を楽しめます。

無料席の様子は不明ですが、打ち上げ場所よりだいぶ左側だったので、花火好きな人であれば有料席の購入をお勧めします！

第３回川口花火大会プログラム　選曲がやばい！！

それはそれは素晴らしく、かなり密度の濃いプログラムが凝縮された１時間でした。

日本橋丸玉屋さんの上げる花火なので、音楽と花火のシンクロが半端なく、花火がリズムに乗っかって咲き乱れるんです。

選曲もかなり幅広い年代が楽しめる選曲になっていて（どちらかというとアラフォー以上寄りの選曲？）、ドンピシャ世代の私はテンション上がりまくりでした。

川口花火の見どころは？

見どころはありすぎて、全て！！

なんですが、その中でもどうしても選んで！というのであれば、日本橋丸玉屋さんの商標演目でもある「花火ファンタジア」です。

WEBから抜粋しますが、「点火から開花までの時間差をコントロールし、且つ、0.03秒単位でのハイスピードで打ち揚げを制御することで、花火と音楽は完全にシンクロ」するんです！！

そんじょそこらの音楽をBGMにした打ち上げ花火とは全然違います。

音楽が単純にBGMとなっている一般的な花火では、音楽と花火がずれているのは当たり前で、ずれていても気にもしていなかったけれど、日本橋丸玉屋さんの花火を見てしまうと、そのシンクロ具合に驚愕すると思います。

WEBサイトにも「音楽花火SHOW」とありますが、もはやミュージカル。

完全なショーになっていて、まるで花火が生きているかのような動きをします。

そして打ち上げ花火だけでなく、地面からの打ち上げもかなり趣向を凝らしていて、終始目を離せません。

写真には無いんですが、手裏剣花火のように（分かるかな？）くるくると回る花火が一連に回転したり、ギミック花火も多くて完全に魅せられています。

川口花火大会は、ミュージカル花火

個人的に勝手に思っているんですが、川口花火大会はもはやミュージカル花火。

音楽のリズムに乗って花火が上がり、開き、火花が煌めき、火玉が落ちていく。

その中にキラキラと光るラメ感があったり、打ち上った後の炎の色がまるでコンサート会場でのBIG WAVEのように変わっていく。

美しいだけでなく、スピードの緩急や色の変化、そして花火の種類も多種多様に秒単位で変わっていく。

空一面ピンク色の花火で染まったかと思えば、地面から空へと突き上げるような長身で巨大な光が噴き出し、瀑布の逆流のように空に向かっていく。

写真としては失敗なんだけど、花火の凄さを伝える写真としてはかなり優秀な写り。

上の開いた花火を追いかけるように伸びる光の塊。しかも、秒速で伸びていくその光景は圧巻。

それが音楽に乗って伸びていき、やがて大輪の花を咲かせるからもう感動しかありません。

川口市という、埼玉県にある「市」で、こんなにも素晴らしい花火大会が行われているなんて、、

参加できて本当に良かったし、幸せだなぁと思いました。

好きな曲も沢山流れたし、昔懐かしい時代に思いを馳せて少し切なくなったシーンもありました。

音楽と花火が、なにかのきっかけで心の奥底にしまい込んだ感情を一瞬にして蘇らせるなんて思いもよらなくて、花火の力に驚くばかりでした。

カウントダウンで始まるオープニングも、フィナーレも勿論とても素晴らしく感動的なのですが、花火大会のすべてのプログラムが本当に素晴らしくて、全てがフィナーレのような花火でした。

１時間にギュッと凝縮された川口花火大会。

来年はきっとチケットがすぐに完売してしまいそうな気がします。

とてもとても素敵な花火大会なので、ぜひお近くの人は来年鑑賞しに来てみてください。

とてもとてもお勧めの花火です。

川口花火大会の注意点

川口花火大会は１１月開催。

そして河川敷で上げるので、、、とんでもなく寒いです！

なので防寒対策をしっかりして来場しましょう。

分散退場するため、電車等は割とスムーズに乗れます。

土浦花火大会みたいに、駅ホームまでも行列で１時間以上駅に入れない、なんてことは全くありません。

花火大会当日は、会場付近は交通規制が入ります。

少し遠い場所なら駐車できるかもしれませんが、極力交通機関でのご来場をお勧めします。

会場までの道のりにはキッチンカーもありますし、お店も多く並んでいます。

買い物で困ることはないと思うので、ぜひ美味しいものを買って会場入りしましょう。

まとめ

川口花火、かなりヤバい花火です。

先週の成田花火大会も日本橋丸玉屋さんの打ち上げなので豪快かつ絢爛で素晴らしかったですが、コンパクトな会場でそこまで大きくない花火幅なのに魅せる力が凄すぎて、圧倒されっぱなしの１時間でした。

あまり人気になるとチケットが買えなくなるので、本当はあまり教えたくない。。ほど、素晴らしい花火大会です。

写真では伝えきれない美しさは、ぜひ現地で実際に見て体感してください。

このダイナミックさはかなりのものです。

花火に包まれるあの感覚を、より多くの人と共有できたら幸せです♪

花火大会は早めの予約がGood！（PR）

花火大会のチケットは、大体半年前ぐらいから発売されます。

大きな花火大会だと熾烈な戦いになるため、個人で打ち勝つのは結構しんどい。

そんな時はツアー会社を利用するのも手です。

桟敷席、交通手段、ホテルまで抑えているため、個人で行くより多少高くなりますが、その分労力がゼロ。

有名な花火大会は旅行会社がホテルを抑えているため、個人で予約するのはかなり難しい。

駐車場も勿論熾烈の争いです。

でもツアーに参加するなら楽々で移動♪そして良い席で花火鑑賞できます♪

私も大曲、長岡花火はツアーで行きました。

ちょっと高かったけど、真ん前で見られたし、そのあと観光で平泉に行ったり、おいしいものを食べたりととても楽しかったのでお勧めです。